社会活性化トレーダー、ぴんころ研究所のかずきです。
「私、失敗しないので!!」
残念ながらそんな人は、テレビの中にしか存在しません。
投資初心者は、自分の間違いを認められない傾向が特に強いようです。
これは、自己奉仕バイアスと呼ばれる心理的傾向です。
自己奉仕バイアスとは、自分の成功は自分の能力や努力によるものだと信じ、自分の失敗は運や他人のせいだと考える傾向のこと。
誰もが持っているこのバイアスのために、自分の間違いを素直に認めることができず、失敗を何度も繰り返してしまいます。
投資初心者が陥りやすいこの自己奉仕バイアスを克服するには、いったいどうしたら良いのでしょうか。
自己奉仕バイアスを克服する3つの方法
1 (記録をつけることで)自分の行動を客観的に分析する
自分の間違いに気づくためには、自分が普段どんな行動をとっているのかを知らなければいけません。
そのためには、トレード記録を残すことが重要になっていきます。
記憶は自分にとって都合のいいように、改ざんされます。
記憶に頼るのではなく、記録による分析が必要です。
- 自分がどんな行動を取り、どんな結果が出たのか
- 自分の行動の結果は、自分の想定通りだったのか
- 自分の行動の結果は、自分の持っている能力や知識によるものなのか、自分の影響外のものなのか
2 自分の間違いを素直に認める
自分が思っている以上に、自分は間違えを犯すことがある。
記録を見返すと、そのような気づきがあります。
自分の間違いを認めることは、失敗から学ぶための第一歩です。
自分の間違いを認めなければ、その後の自分の行動を改善することはできません。
- 自分が間違えることがあると受け入れる
- 自分の間違いを認めることは、成長するためのチャンスであると考える
- 自分の間違いを認めて、行動を改善する方にエネルギーを注ぐ
3 失敗から学び成長する
失敗から学ぶことは、投資で成功するためには不可欠な要素です。
これができるかできないかが、成功の分かれ目かもしれません。
- 失敗の原因を改善する行動を起こす
- 失敗を恐れずに投資を続ける
- 蓄積した投資の経験・知識から自分のスタイルを確立する
まとめ
投資初心者の壁、自己奉仕バイアス。
自己奉仕バイアスは投資に限った話ではなく、人間誰もが持っている心理的傾向です。
日常生活と同じ感覚で投資をすると、誰もがこのバイアスに陥ります。
だからこそ、自己奉仕バイアスを克服すれば、投資で成功する可能性が高くなりますよ。
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