社会活性化トレーダー、ぴんころ研究所のかずきです。
資産形成の王道、つみたて投資。
投資初心者でも、無理なく、少額から資産を築くことができます。
ただし、やっててよかったと思えるのは、長い時間が経ってから。
とはいえ、自分の大事なお金ですので、定期的な現状把握は大事です。
ということで、2019年12月末に始めた積立投資の1年半後の結果です。
1年半後の検証結果
検証に使ったのは、2021年12月29日に積立を開始した、eMAXIS NASDAQ100インデックス。
私自身は積立の効果が高いと思われる毎日積立をしていますが、その効果を検証すべく以下の3パターンで検証しました。
- 毎日積立
- 毎営業日買付
- 上昇トレンド時 1,000円
- 下降トレンド時 2,000円
- トレンドなし(横ばい) 1,000円
- 毎営業日買付
- 毎月積立
- 毎月末、23,000円買付
- 一括購入
- 2021年12月29日の1回(毎月積立の累計額と同額を買付したと仮定)
3つの積立シミュレーション結果
期間:2021年12月29日~2023年6月30日の1年半
毎日積立 | 毎月積立 | 一括投資 | |
---|---|---|---|
買付金額(円) | 1,000 or 2,000 | 23,000 | 437,000 |
買付回数(回) | 364 | 19 | 1 |
合計買付金額(円) | 567,000 | 437,000 | 437,000 |
保有数量(口) | 461,332 | 347,175 | 312,455 |
評価金額(円) | 741,038 | 557,668 | 501,897 |
評価金額騰落率 | 30.69% | 27.61% | 14.85% |
一括投資との比較 | 15.84% | 12.76% | 0 |
保有投信の評価金額の比較
下から2番めの評価金額の騰落率を見ると、
- 毎日積立 30.69%
- 毎月積立 27.61%
- 一括投資 14.85%
マイナス圏からプラス圏になる過程で、一括投資との差が歴然としてきました。
その差は、
- 毎日積立 15.84%
- 毎月積立 12.76%
今年に入っての上昇が急だったとはいえ、この差は大きいです。
毎日、毎月のように定期的に買うことで、一括投資に比べ、値下がり時の落ち込みを防ぐことができ、反発時の上昇が大きくなることが証明されています。
さらに、まだ1年半しかやっていないにも関わらず、毎日積立と毎月積み立ての差が3%にもなっています。
今後年数が経てば、その差はどんどん広がりそうです。
毎月ではなく毎日積立を行う理由
投資信託の評価額は
保有している量(口数)×当日の投資信託の値段
で決まります。
値段が高いときには少ない量しか買えませんが、値段が下がれば多くの量を買うことができます。
この強みを活かせるのが毎日積立です。
といっても毎日同じ金額を買っていたのでは、毎月積立となんら変わりません。
そうではなく、トレンドが下げに転じたら通常の2倍の量を買って、トレンドが上昇に戻ったら通常の量に戻す。
これにより、下落時に買う量が毎月積み立てに比べて増えるので、その後の反発時の上昇が大きくなります。
その分、定期的にチャートを確認するという手間は増えますが、その効果は想像以上に大きいです。
まとめ
検証をする度に感じることですが、一括投資と積立投資の差はかなり大きいです。
積立投資を始めてまもなく下落に転じ、それが1年ほど続いたという事情も大きいですが、だからこそ、投資のタイミングを選ばないという積立投資のメリットを実感できます。
その積立投資を毎日行うことで、さらに効果が高まることも実感できました。
今後、相場がどうなるかは誰にもわかりませんが、積立投資は最強の資産形成術です。
10年後、いったいいくらになっているのか楽しみです。
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