終活アドバイザー(勉強中)、ぴんころ研究所のかずきです。
約10万時間もの長い時間を過ごす終活。
当然、老後の暮らしを支えるお金のことを考えないわけにはいきません。
よりよい人生を送るための終活、そのベースとなる老後資金についてどのように考えたら良いのでしょうか。
そのポイントは3つです。
マネープランの3つのポイント
1 どんな収入があるか調べる
老後の暮らしを支える基盤はなんといっても、公的年金になります。
会社にお勤めの方であれば厚生年金、自営業などの方は国民年金などです。
毎年、誕生日月に送られてくるねんきん定期便で、ご自身の年金額を把握することができます。
また公的年金以外にも、生命保険会社の個人年金に加入されている方であれば、それをどのような形で受け取ることができるのかの確認も必要になります。
それ以外にも、個人で資産形成している方であれば、取り崩し可能額のシミュレーションをしておいてもいいかもしれません。
以上のことを個人として、また配偶者がいれば配偶者の収入分も考慮して計算します。
2 老後の支出を予測する
一般的に、退職後には現役時代のような収入を得ることは難しくなります。
ただし、現役時代と比べて交際費や食費などが減ってくるので、収入が減ったからといって、必ずしも生活が苦しくなるわけではありません。
老後の支出は、現役時代の8がけくらいといわれています。
それでも、支出額を把握していなければ、いずれジリ貧になっていきます。
そのために、現在の月々の生活費・家計支出を把握しておくことが重要です。
参考までに、2019年の総務省家計調査によると、世帯主が65歳以上の無職世帯における月々の平均生活費は、1人暮らしの人で約15万円、夫婦では約27万円になります。
3 将来の家計簿を作る
退職後の収入と支出予想額がわかったら、将来家計簿を作って実際にお金が足りるかどうかを確認します。
将来家計簿は、収入と支出それぞれの1年間の合計額を、一覧表などを作成して計算します。
もし不足するようなら 次のような対策が必要になります
- 十分な貯蓄があれば、貯蓄を取り崩して不足分に当てる
- 保険などの不必要な契約を見直す
- 無駄な支出をカットして支出を抑える
- 体が動く限り働いて収入を得る
- 自宅を担保にお金を借りる
まとめ
以上、老後の暮らしを支えるマネープランのポイントを上げました。
内容を見てわかるとおり、終活におけるマネープランも、現役時代のマネープランも考え方という点においては大差ありません。
違うのは、終活時には、今後の収入が制限されること、支出が現役時代ほどかからなくなるケースが多いことです。
そうはいっても、老後の暮らしを支えるのは、公的年金とそれまでに準備してきたお金になります。
人生の終盤でお金の心配をしないように、私も今からできることをやっていきたい思います。
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