社会活性化トレーダー、ぴんころ研究所のかずきです。
資産形成の王道、つみたて投資。
投資初心者でも、無理なく、少額から資産を築くことができます。
ただし、やっててよかったと思えるのは、長い時間が経ってから。
とはいえ、自分の大事なお金ですので、定期的な現状把握は大事です。
ということで、2019年12月末に始めた積立投資の2年後の結果です。
当該投資信託の値動き
検証に使ったのは、2021年12月29日に積立を開始した、eMAXIS NASDAQ100インデックス。
積立開始後の投資信託の値動きは上の図のとおりです。
積立開始後の1年、2022年は年間を通して下げ続け、2023年1月を底に、2023年は年間を通して上昇し続けました。
1年目は下降相場、2年目は上昇相場と、綺麗に分かれました。
昨年の上昇はかなりのもので、結果的に買ったときの値段よりも3割近く上がっています。
2年間の検証結果
私自身は積立の効果が高いと思われる毎日積立をしていますが、その効果を検証すべく以下の3パターンで検証しました。
- 毎日積立
- 毎営業日買付
- 上昇トレンド時 1,000円
- 下降トレンド時 2,000円
- トレンドなし(横ばい) 1,000円
- 毎営業日買付
- 毎月積立
- 毎月末、23,000円買付
- 一括購入
- 2021年12月29日の1回(毎月積立の累計額と同額を買付したと仮定)
3つの積立シミュレーション結果
期間:2021年12月29日~2023年12月29日の2年間
半年前の検証時の基準価額騰落率は14.85%でしたので、半年間で約13%も上昇しています。
昨年後半の相場がいかに強かったかが、数字上ではっきり出ています。
保有投信の評価金額の比較
下から2番めの評価金額の騰落率を見ると、
- 毎日積立 37.54%
- 毎月積立 32.94%
- 一括投資 27.25%
どれも大幅なプラスとなりました。
参考までに半年前の検証時からは
- 毎日積立 +6.85%
- 毎月積立 +5.33%
- 一括投資 +12.4%
となっています。
昨年のように1年を通して右肩上がりのときは、一括投資が強いということがわかります。
ただし、2023年は結果的に右肩上がりの相場だったのであって、この先もそうなるとは限らない以上、積立投資のほうが、相応のメリットがありそうです。
現に、毎日積立と一括投資のパフォーマンスは10%以上も違います。
また、毎日積立と毎月積立の比較においては、まだ2年しかやっていないにも関わらず、5%近くもの差が開いてきました。
2022年の下降相場でたくさんの口数を買った毎日積立の強みが出てきました。
毎月ではなく毎日積立を行う理由
投資信託の評価額は
保有している量(口数)×当日の投資信託の値段
で決まります。
値段が高いときには少ない量しか買えませんが、値段が下がれば多くの量を買うことができます。
この強みを活かせるのが毎日積立です。
といっても毎日同じ金額を買っていたのでは、毎月積立となんら変わりません。
そうではなく、トレンドが下げに転じたら通常の2倍の量を買って、トレンドが上昇に戻ったら通常の量に戻す。
これにより、下落時に買う量が毎月積み立てに比べて増えるので、その後の反発時の上昇が大きくなります。
その分、定期的にチャートを確認するという手間は増えますが、その効果は想像以上に大きいです。
まとめ
このブログを書いている2024年1月19日現在、積立投資の収益は年末よりさらに増加し、43%を超えてきています。
今のところは順風満帆ですが、この先どのような相場になるのかは全くわかりません。
今回の検証で改めてわかったのは、右肩上がりのときに限っては、積立投資よりも一括投資の方に分があるということです。
まぁ、ずっと右肩上がりで上昇し続けてくれるのが理想ですが、実際はそんなわけにはいきません。
上昇しても、下降してもどんなときでも対応できるのが、積立投資の良いところです。
新NISAも始まった2024年、まだ積立投資をやっていない方は、是非一歩を踏み出しましょう。
コメント