なぜ投資が投機(ギャンブル)になってしまうのか

資産運用

社会活性化トレーダー、ぴんころ研究所のかずきです。

 

投資と投機、似て非なる これらの言葉。

いまだに投資のことを ギャンブルと勘違いする人が多いことは言わずもがなですが、それに加えて自分は投資をしているつもりでも、実は投資ではなく投機をしているということもありえます。

その違いは何なのか。

2つの違いを考えてみます。

あなたがやっているのは 投資 or 投機?

投資、投機いずれにおいても最大の目的はお金を増やすことです。

これは異論のないことだと思います。

では何が違うのか。

それは回収までの時間の違いです。

 

例えば 競馬や パチンコなどのギャンブルはその日のうちに勝ち負けがはっきりします。

それに対して、投資の王道である積立投資 や 天引き貯金(貯金も立派な投資です!)などは、10年20年の長期に亘ってやるからこそ、やっててよかったという実感が得られるものです。

この回収までの時間軸の長さこそが 投資と投機の違いです。

投機とは

投機はゼロサムゲームの世界です。

先にあげた競馬や パチンコ そして 宝くじなどがこれに該当します。

 

  1. まず、胴元がお金を集めます。
  2. そこから胴元が決められた取り分を差し引きます。
  3. その残りをゲームの結果に応じて分配します。

 

還元率は パチンコなら80%、競馬なら 75%、 宝くじにいたっては 45%と言われています。

つまり 、ゲームに参加する人全員が出したお金が、ゲームの結果によって敗者から勝者に移動するだけです。

出資した全体のお金が増えることはありません。

これが ゼロサムゲームと言われる所以です。

そのうえ、胴元にかなりのお金を取られますから、マイナスサムゲームかもしれません。

これ以外にも、外国為替証拠金取引(FX) なども、ゼロサムゲームになります。

勝者の裏側には必ず敗者が存在する厳しい世界です。

投資とは

それに対して投資はプラス サムゲームです。

参加者全体の お金が 増えることはない ゼロサムゲームに対して、 こちらは参加者 全体の お金が 増えていきます。

 

  1. 例えば A という 株式に出資します。
  2. A は出資者から得た資本を元手に事業を行います。
  3. そこから出た利益を資本に組み込みこんで、資本を増強します。
  4. このサイクルを繰り返し、事業を拡大していきます。

 

もちろん 1年や 2年 の短期では、景気の影響などを受けて 業績がぶれることもあります。

そうなれば、株価も上に下に大きく振れることになります。

しかし、 5年 、10年、20年の長期になれば話は違ってきます。

しっかりした社会的意義のある会社であれば、年月とともに成長していきます。

というのも、長期的に資産が増えることは、過去のデータが示しています。

※15年以上のインデックス投資は、ほぼ100%報われています。

 

ゲームの参加者が出したお金の総額が増えて、参加者はその利益を享受する。

これがプラス サムゲームで、投資そのものです。

 

ただし、勘違いしてほしくないのが、株式投資や積立投資もやり方によっては投機となります。

自分の欲望や恐怖によって売り買いするのであれば、それは紛れもない投機です。

明確な目的、自分で決めたルールに従って、淡々と利益を積み上げていく。

これが投資になります。

まとめ

コロナ禍以降、特に若い世代に投資が広がっているようです。

投資に抵抗感を持つ人が少なくなっている証拠で、非常にいい傾向です。

投資の裾野が広がれば、株式市場も活況となり、間違いなく景気にいい影響を与えます。

そうでなくても、これからのインフレ時代において、投資をすることは必須の知識・スキルです。

投資を投機と思い込んで二の足を踏んでいたら、大きなチャンスロスです。

しっかりとした資産形成のために、投機ではなく、投資をしていきましょう!

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