ぴんころ研究所のかずきです。
あなたの本当の収入はいくらですか?
この聞かれたらどう答えますか。
会社員の方であれば、手取りでいくら貰っているかを考えるかもしれません。
自営業の方であれば、経費を引いた利益を把握しているかもしれません。
しかし、はたしてこれらは、あなたの本当の収入でしょうか。
資産を築くためには本当の収入に対する認識を変えたほうが良さそうです。
その理由を解説します。
本当の収入とは
自分の手許に入ってきても、手許には留まらず、支払等ですぐに出ていってしまうお金。
こういうお金って多いですよね。
自分のところを、ほとんど素通りするお金。
そのようなお金は自分の収入とは呼び難いですよね。
自分が自由に使えるお金。
これが真の意味での収入だと思います。
これを飲食店を例にして考えてみます。
1 飲食店の売上は収入ではない
毎月100万円の売上があるA、Bの店があるとします。
100万円の売上を上げるためには、
- 材料の仕入にかかる原材料費
- それを加工する加工賃
- 人を雇うことによる人件費
- 店舗の家賃
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
などの経費がかかります。
Aの店ではそれらの経費が60万円、Bの店ではそれらの経費が80万円かかるとすると、Aの利益は40万円、Bの利益は20万円になります。
A、Bは見た目は同じ100万円を売り上げても、実際の利益は2倍の開きがあります。
つまり、売上から経費を引いた利益額が実際の収入となります。
その収入を有効に再投資することで、さらに収入が増えて行きます。
2 飲食店の経費に相当するのが生活維持コスト
売上-経費=利益
利益を増やすためには、売上を伸ばすか、経費を削減するか、すれば良いことがわかります。
これを家計に当てはめると、
- 売上=手取り
- 経費=生活維持コスト
- 利益=本当の収入(自由に使えるお金)
手取りとは、自分で全部自由になるお金ではありません。
手取りから、毎月の生活を維持するためのコストを引いた残りこそが、本当の収入となります。
3 自動的にかかる生活維持コストをひいたものが本当の収入
生活維持コストとは主に、
- 住居費
- 食費
- 被服費
- 水道光熱費
- 教育費
- 交際費
になります。
これらは、多少の変動はあるもののほぼ毎月一定額がかかります。
その残りを、娯楽や投資などに振り向けられるのではないかと思います。
人生の満足度を左右するのは、半自動的にかかる生活維持コストではなく、それとは別に使うお金です。
だからこそ、生活維持コストを引いた残りの、本当の収入を増やすことが重要です。
まとめ
以上、手許に入ってくるお金が本当の収入ではない理由を述べてきました。
経費を全く考慮しない経営が成り立たないように、生活維持コストを全く考慮しない家計も成り立ちません。
幸いなことに、家計簿アプリを使うことで、現在では生活維持コストを簡単に見える化することができます。
自分が自由に使える、自分の本当の収入を把握することが、人生の満足度をあげることにつながってきます。
みなさんも、自分の本当の収入がいくらなのか把握してみてくださいね。
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