こんにちは。
ぴんころ研究所のかずきです。
老後の資金がありません。
こんなことになったら大変ですよね。
そうならないように、
あらすじ
2人の子供も独立し、
住宅ローンの完済も見えてきて、
これで老後は安泰・・・
それなのに、
主婦の後藤篤子は悩んでいます。
娘の結婚式に600万円!
しかも本人が望んでいるならいざしらず、
相手の家の希望によって。
それだけでなく、
夫の両親への仕送り、
舅の葬儀代などなど、
贅沢をせずにコツコツと節約をして築いてきた、
老後の資金がみるみる減っていきます。
頼みの夫は、見栄っ張りなうえに、
お金に無頓着で頼りにならない。
篤子の奮闘が続いていきます。
感想
こうやってお金は減っていく、
というのがわかります。
当人達は、贅沢をしているつもりはなく、
世間の常識(と思われること)に従って、
行動しているだけ。
なんら特別なことをしていないのに、
お金がない。
無駄を一切しない主婦の鑑のような神田サツキ。
優雅な身なりの城ヶ崎綾乃。
裕福な生活を送っているにも関わらず、
子供時代のトラウマを抱えたままの兄嫁。
自分の生活と他人と比較することで、
羨望したり、憤ってみたり、
自分の愚かさを感じたりします。
でもそう見えているだけで、
実情は見かけとは違ったりします。
どういう行動を選択したかで、
老後資金の行方が決まります。
そんなことを感じることのできる、
楽しい1冊です。
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